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帰国して それなりに必死に生きております。


by bakiwan

四半世紀以上前の謝、そして礼。

 実家のカーチャンが、どうやら腰を痛めたらしい。ちょっと前の出来事なのだが、電話がかかってきて、「ごめん荷物送るの遅れた」と。
 こっちは荷物のことなどすっかり忘れていたので、「あーいいよいいよ」と上機嫌な返事を返したのだが、どうやら向こうは深刻な様子。「いやー、腰動かなくなってさー」。なんですと。
 若い頃は大変元気で、恐らくクラス中の誰よりも若いカーチャンで居たと思われる彼女。走るのも飛び回るのもぜーんぜん平気で、一緒に山登ったり転がったりして遊んでくれた。非力であったのに、いっつも私は彼女にぶらさがって歩いていたし、眠くなるとダッコーの子供だった、と思う。なんとなくのぼんやり記憶だけど。

 今、ぽんきちがダッコーの子供だ。子供って言うか乳児だから当たり前っちゃー当たり前なんだけど、そろそろ重いったらありゃしない。寝ころんでいても上に乗っかってくるし、立って何かをしていると、足にまとわりつき、掴まって立ち上がり、手を伸ばしてくる。
 そのたびに抱っこしてる訳には行かないが、外出先では結局いつでも抱っこになる。抱っこっていうか抱え上げて移動している。目が離せないので、洗濯するときも抱っこ紐だ。
 そんなことをしていたら腰を痛めてしまった。
 これはきっと母親稼業の人はみんなそうなんだろうと思う。少なくとも子供を扱う友人や、母親仲間は腰を痛めている。

 そんな腰の痛みが、年を取って出てきているのだ、と言うことを、電話をしながら深く感じた。
 カーチャンスマン、甘えんぼでスマン。でも私も甘えんぼに、今、とりつかれているから勘弁してくれい。頑張っていつか温泉でも連れて行くぜ、と虚しく決意だけはしてみたのだった。
by bakiwan | 2005-08-11 04:43 | グダグダと。