帰国して それなりに必死に生きております。


by bakiwan

最強の敵・現る。

 今日も暑くて暑くて暑くて暑かったのだが、どうしてもリビングの電気すべてがおかしいので、リペアを頼みにマネージャーの所に行ってきた。ブレーカーがおかしいのだ。テレビ見てるとぶつっと切れる、その後微弱電気が流れているらしく、「テレビ点いてますよ」サインは出ているのに、ブラウン管が働くほどの元気はないらしい。DVD付けたらきっちり落ちた。いい加減にしてくれないと、最近「おかあさんといっしょ」にはまっている娘が暴走してしまう。

 お昼寝を終え、お昼ご飯にPHOを腹一杯詰め込んだ私ども親子(ちなみにシラントロもきっちり食っておりました)、娘は涼しい格好に着替え、私は麦茶を持ち、たかだか歩いて15分の所に行くのに重装備。倒れるのは1歳児とは限らない。麦茶ないと死んじゃうかもぉ。
 さて木陰を選んでもそもそ歩きつつ、途中リスに気を取られてついうっかり追いかけて走ってしまったりして、よけいな体力を消耗しながら目的地を目指した。すいませんいくつになっても大人になれません。だってリス。でかいリス。
 顔を真っ赤にしながらも、お散歩はそれなりに楽しいと見え、ぽんきちは上機嫌。マネージャーの所はクーラーが効いていることを私は知っているので、早く着きたくて仕方がなかったのだが、楽しそうなので汗流しながら少々付き合うことに。
 付き合いつつも(自分の)限界を見計らい、建物が見えた瞬間ダッシュ。一緒に娘もダッシュ。中にはいるとひんやり冷たい空気が流れていて、二人で思わず「ふわぁー」。
 さてここのOfficeはおしゃれな作りになっており、ゴルフ場も併設しているため(インディアナにはこの手のアパートが多いらしい)、事務のお姉さんとかおばちゃんとかが常時居る。お姉さんは結構綺麗な人で、ぽんきちをいつも大変かわいがってくれており、ぽんきちもだんだん慣れてきたみたいだ。
 ただ、今日は奥に見慣れぬオバチャンがいて、ぽんきちを見た瞬間大喜び。この辺の人はアジア人の子供が好きみたいだ。
 張り切って奥へいったん引き下がり、なんと風船を持ってきてくれた。おお!これはアンタいっつもスーパーでうっとりと眺めているやつじゃないですか!よかったねえ!
 飛んでいかないようにぽんきちの手にくくりつけようとするおばちゃんに、「ありがとう!この子風船大好きなのよ!!」と大喜びの私。ちょっと前に貰った風船を飛ばしてしまった前科が脳裏を過ぎり、贖罪のような気持ちにもなっていた。
 ところが。
 ひくっ、と口が動いたかな、と思うが早いか、いきなり号泣のぽんきち。えええええ!!そのおばちゃんはアナタに好意を持っているのだ!アナタのために風船を取ってきてくれたのだ!おいおいおい!傷つくぞ!
 わあわあ泣き叫ぶぽんきちを取りあえず抱え、どうしたの!?風船だよ!?と話しかけるが全く聞こえていない。参った!これは参りましたよ!
 泣き声を聞いたのか、奥からおじちゃんの声で「どうしたんだー?」おばちゃんは「風船は好きみたいだけど私が嫌われちゃったのよ!あはははははは!」って豪快に笑ってるけど、きっと傷ついたね・・・本当にごめんなさい。
 リペアの箇所を頼んで、お礼を言いつつ謝りつつ、慌ててその場を後にしたが、ぽんきちのご機嫌はいっこうによくならない。風船は飛ばないように私のバックにくくりつけられており、それが気になってはいるようだが、とにかく私にしがみついて離れないのだ。
 とにかく気持ちを切り替えよう、と道ばたで麦茶を差し出し、一気に飲み干すぽんきちを見て少々安心。泣いたから喉も渇いたのだ。
 しゃがんでいる私の背中にしがみついてきたので、諦めてそのままおんぶをして立ち上がったが、どうも何か様子がおかしい。ヤケに暴れているのだ。
 立ち止まって背中のぽんきちを見ると、風船と戦っている。
 あれ?
 風船が自分の所に来るのを阻止しようと、泣き顔で必死に叩いている。おや?

 アンタもしかして風船がイヤだったの!?

 うちに着いて風船を遠ざけると、とたんに機嫌が良くなるぽんきち。
 それでも風船のことは気になるらしく、天井から垂れ下がった紐を掴もうとはしている。しかし、抱き上げて紐を掴むと揺れる風船がオソロシイらしく、すぐに「うぇ・・・」
 その後日本から送られてきた”シャーベ”を口いっぱいにして機嫌は直ったが、風船に近づこうとしなくなったぽんきち。あのおばちゃんはまだ誤解して傷ついているだろうと思うと申し訳ないやら、どのみち「アンタのくれた風船が怖かったんだよ」とは言えないわけで。
 風船って怖いものなのか!?敵無しと思われていたぽんきちの前に立ちはだかった最強の刺客は、魔神ブウなのだった。
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by bakiwan | 2006-07-19 21:06 | ぽんきちさんのコト