帰国して それなりに必死に生きております。


by bakiwan

社会デビュー来る。

 よんどころのない事情(*そんなたいしたもんじゃありません)により、昼間、デイケアセンターに預けられることになったぽんきち、社会デビューは11月1日だった。
 こうなってくるといきなり不安になるのが情けない親心なのか、前日の晩からご用意に余念が無かったりして。脳内のシミュレートにより、ぽんきちバックはぱんぱんである。オベントどこに入れよう・・・?って、結局別にオベント袋を設定した。
 さて当日、最初の日だけ夫にも来てもらい(お迎え行ったときに誘拐だと思われたら傷つきますからネ)、手続きもあるので早めに出た。
 私は昔から、15分前に来てといわれて、15分前に予定を立てず、道路が混んでたらどうしようかしらんとかいろいろ考えて、結構早く着いちゃうタチなのだ。ので、行ったらまだ誰も来てなかった。うむ、やはり早すぎた。
 しかし夫の人もさびしさいっぱいだったようで、「早いよー」といつも出るはずの小言が出てこない。ここは裏に庭があるの?中は結構広いの?と質問攻め、そしてぽんきちを抱きしめて離さない。そこまでしなくても・・・。今生の別れじゃないんだから、と思うが、男親から見る初娘ってのは特別らしいから、とりあえず放置。
 さて、少し待ったら先生が現れ、夫の人を紹介しつつ中に誘われる。夫は興味しんしんだが、心なしかぽんきちを抱く手に力が入っている。
 デイケアの先生は、ご自身もお子さんをお持ちの方で、夫の緊張した様子もよくわかっていらっしゃる。
 中に入ってお茶など出してもらい、諸手続きの書類を出し、ぽんきちを囲んでいろいろ質問などされる。やっと夫の手から開放されたぽんきちだが、まだちょっと固まっていて、ちらちら私のほうを見たりしながら、周囲の様子を伺っている。一度見学に来ているから、なんとなくわかってはいるようだが。
 夫の人は、大量のおもちゃに驚き、しかしぽんきちから目を離さない。予想以上に寂しさ爆発だ。ま、そのうち慣れますよ、すぐすぐ、と心の中で自分にも言い聞かせ、ぽんきちをおいて、「よろしくお願いします」とその場を去った。

 前日、あれだけ頭からデイケアのことが離れなかった私としては、日中も散々なんだろうな、と覚悟していたが、私は私でそれどころじゃなく、昼食の時間に少しぽんきちの話をしたくらいで、われながらあっさりしたもんだった。ぽんきちが生まれてから今まで、彼女とこんなに長い時間離れるのは初めてだったから、もっと神妙な気持ちになるかなと思っていたんだけど・・・。
 結局そのままお迎えの時間になり、さすがにそこは、多少急いでいる自分がいて、ちょっと苦笑。アンニャロメのことだから、さびしがって泣いているなんてことはないだろう。どっちかっていうと、エーカエリタクナーイ って顔をされたらイヤだな、ってそればっかり考えていた。
 デイケアのドアを開けると、まず先生が迎えてくれ、物陰からのこのこ張ってきたぽんきち、一瞬きょとんとしたものの、笑顔全開になった。おお、これこれ、これが見られれば一安心。
 ありがとうございまいした、とぽんきちを抱き上げたまま帰路に着き、家で夫の人と再会、それはもう感動の再会。
 南極物語かよと思うほど、ぽんきちにほおずりして離さない夫を冷ややかに見つめつつ、初日は幕を閉じたのであった。
[PR]
by bakiwan | 2005-11-03 06:56 | ぽんきちさんのコト